インドで外出禁止令 全土の13億人が対象

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インド、22日に全土外出禁止 新型コロナでモディ首相

【ニューデリー=馬場燃】インドのモディ首相は19日、国民向けにテレビ演説し、新型コロナウイルス対策として22日午前7時から午後9時まで全土を対象に外出禁止令を命ずると発表した。モディ氏は「人口13億人を超えるインドにとっては危機的な状況であり、社会的な実験になる」との見解を示した。

日曜日の休日を使い、監視役にあたる一部の役人などを除き、全ての国民に自宅待機を呼びかけた。モディ氏は「まだ医学では明確な治療を見いだせていない。我々は決意と忍耐が必要だ」と強調し、今回の実験をこの先の新型コロナ対策に生かす考えを表明した。シタラマン財務相を中心とする経済対策のチームも新設し、これから必要な措置を検討する。

(中略)

世界保健機関(WHO)によると、インドは18日時点の感染者数が137人にのぼる。米欧の主要国は軒並み数千人規模に膨らんだが、インドは他国と比較して検査を受けられる施設が人口対比で圧倒的に少ない。検査が迅速に進まないため、現地メディアの間では正確な感染者数が不透明との声も出ている。

日本経済新聞『https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57050050Q0A320C2000000/』(2020/03/21時点)
のってぃー
のってぃー

13億人の人口を擁するインドでも外出禁止令が出されました。
日本時間3月20日時点での感染者数は195人と報告されていますが、検査体制が未整備のため、実態としてはもっと多くの感染者がいるのではないかという声も上がっています。

WHO Novel Coronavirus (COVID-19)Situation『https://experience.arcgis.com/experience/685d0ace521648f8a5beeeee1b9125cd』(2020/03/21時点)
のってぃー
のってぃー

インドでは、コロナ問題が表面化する前からGDPの落ち込みが問題になっていました。

2019年度GDP成長率は5.0%の見通し、11年ぶりの低水準

インド統計・計画実施省(MOSPI)は1月7日、2019年度(2019年4月~2020年3月)の実質GDP成長率(2011年基準)推計値を前年度比1.8ポイント減の5.0%と発表した。リーマン・ショックに見舞われた2008年度の3.1%以来11年ぶりの低成長となる見通しで、政府は2月1日の予算案で抜本的な追加の景気刺激策を打ち出す必要に迫られている。

(中略)

インドステイト銀行は推計値の発表後、2019年度の実質GDP成長率の予測値を5.0%から4.6%に引き下げた(「ビジネス・スタンダード」紙1月8日)。インド商工会議所連合会(FICCI)のサンギタ・レディ会長は1月8日、「5%の成長率は予想の範囲内だ。2019年度下半期は多少勢いが出るのではないか」として、年度後半の景気回復に期待を寄せた。また、景気回復のためには財政出動を伴う消費や投資の促進が必要との見方を示した。今回発表された推計値は、2020年度の政府予算案を編成する際の基礎資料として用いられるため、政府がどのような景気刺激策を盛り込むかが注目される。

JETRO『https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/01/92d631bb1e4aaf1c.html』(2020/03/21時点)
のってぃー
のってぃー

JETRO(日本貿易振興機構)のレポートによると、個人消費の落ち込み等により、実質GDP成長率が鈍化しているようです。
これはコロナショックが表面化する前の推計値ですので、今回の外出禁止令によって個人消費がさらに冷え込み、実質GDP成長率を押し下げることが予想されます。

猫太郎
猫太郎

インドに工場を持っている日本企業も多いから、日本の会社にも影響が大きそうにゃ。

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